金融機関における内部監査の現状と高度化に向けた取り組み
日時
2022年1月18日(火) 13:00~17:00
料金
1名につき38,000円(資料代・消費税を含む)
形式
①オンライン受講(Zoom配信) ②会場受講
会場
カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
セミナーを申込む セミナーを申込む

金融機関における内部監査の現状と高度化に向けた取り組み

昨今、リモートワークやデジタル化が急速に進んだことにより、監査部門は新たなチャレンジを求められています。2019年6月、金融庁より「金融機関の内部監査の高度化に向けた現状と課題」が公表されてから2年が経過しました。経営陣が内部監査の重要性・有用性をより強く認識し、保証に留まらない、経営戦略に資する助言や予測といった、より付加価値の高い業務を提供し、企業の成長に貢献することが期待されています。

本シンポジウムでは、元金融庁総合政策局長佐々木 清隆 氏より、現状の課題の認識と「経営に資する監査」を展望いただいたのち、機動的な監査手法として注目されているアジャイル型監査の事例や監査業務の変革をもたらすテクノロジーの活用等、多角的視点から詳細に解説します。

開催概要

タイトル
【EXECUTIVE SYMPOSIUM】
金融機関における内部監査の現状と高度化に向けた取り組み
~経営に資する監査を目指して~
開催日時
2022年1月18日(火) 13:00~17:00
受講形式
①オンライン受講
※Zoom配信(ウェビナー)【アーカイブ配信付き】を利用して配信します。
②会場受講
※会場受講は15名までとさせていただいております。
会場
カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
東京都千代田区九段南2-2-3(九段プラザビル2F)
参加費
1名につき38,000円(資料代・消費税を含む)
推奨対象
金融機関の監査部門
主催
株式会社セミナーインフォ
補足事項
※個人の方ならびに、業種・業務内容等により参加をご遠慮いただく場合がございますので、ご了承ください。
※講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。
オンライン視聴のご案内
※会場受講、オンライン受講どちらの方にも開催1営業日前の13時にメールで視聴URLとPDF資料のご案内をお送りします。当日は会場受講の方も視聴画面からご質問していただくことが可能です。開催1営業日前の12時以降にお申し込みの場合は視聴に関するご案内の配信にお時間をいただく場合がございますので予めご了承ください。
※お申し込み後に受講形式の変更を希望される場合は、必ずご連絡をいただけますようお願いします。
※ご使用PC、ネットワークにかかるセキュリティ制限がある場合、事前に社内ご担当部署等にご確認をお願いします。
アーカイブ視聴について
【配信日程】
2022/1/20(木)13時~2022/1/27(木)13時まで(土日祝も視聴可能)

※配信期間中は、お好きな時間に繰り返しご視聴が可能です。
※会場受講、オンライン受講どちらの方にもアーカイブ視聴を付帯します。
※セミナー開催2営業日後に視聴URLのご案内をいたします。視聴環境の確認はオンライン受講ガイドをご参照ください。
キャンセル
ポリシー
キャンセル期限は会場受講、オンライン受講ともに開催1営業日前の12時です。

プログラム

金融機関における内部監査の現状と高度化への課題
~DX及びWithコロナの時代において~

  • 一橋大学大学院経営管理研究科 客員教授 佐々木 清隆
講師略歴
経歴:東京大学法学部卒、大蔵省(現財務省)入省。金融庁証券取引等監視委員会事務局長、公認会計士・監査審査会事務局長、総括審議官を経て2019年7月に総合政策局長を最後に金融庁を退官するまでの間、20年以上にわたり金融行政に従事。特に、銀行検査監督、証券市場監視、監査法人検査、コーポレートガバナンス、仮想通貨(暗号資産)を含むデジタライゼーションへの対応等国内外で多岐にわたる専門的な経験を積む。またOECD,IMFに延べ3回、10年の勤務のほか金融監督当局の国際的な集まりであるFSB(Financial Stability Board), バーゼル銀行監督委員会等でも活動するなど国際経験も豊富。
書籍:編著書「「グローバル金融規制と新たなリスクへの対応」(2021年4月、金融財政事情)
概要
金融機関においてはこれまでも内部監査態勢の整備が進められてきている。金融行政においても金融機関における内部監査機能は益々重視されてきており、金融機関における内部監査の高度化が必要になっている。また近年におけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)は金融機関のビジネスモデル及びリスクプロファイルを大きく変貌させており、それへの対応も内部監査には求められている。さらにはコロナ禍が金融機関の経営戦略にも大きな影響を与えるとともにリモート監査等の新たな監査手法も内部監査に重要になっている。本セミナーでは、金融機関の内部監査の現状と高度化に向けた対応、DXの進展に対応した内部監査の在り方、Withコロナの時代に期待される内部監査の役割について議論する。
セミナー詳細
  1. 金融機関における内部監査の高度化
    (1)内部監査の使命
    (2)内部監査の発展段階:Ver1.0からVer 4.0へ
    (3)内部監査Ver4.0への高度化のポイント
  2. デジタル・トランスフォーメーション(DX)と内部監査
    (1)DXのポイント:5Ds
    (2)DXが監査に与える影響
    (3)DXにdisruptされない内部監査の在り方
  3. Withコロナの時代の内部監査
    (1)コロナショックによる金融機関への影響
    (2)Withコロナの時代の金融への期待
    (3)Withコロナの時代の内部監査の役割
  4. 質疑応答

コロナ禍で加速した総合力のシャドー監査
~DX時代の内部監査のあり方と新たな監査手法への挑戦~

h3>

The pandemic by COVID-19 pushed us forward to accelerates "Shadow Approach" in the audit of integration(DX defines "Raison d'etre" of Internal Audit to intensify our challenge for practicing an unconventional way)

  • PayPay銀行株式会社
    監査部長 松本 弘則
講師略歴
経歴:1985年 現三井住友銀行に入行(職歴には在職中出向した証券会社とIT企業での職務も含みます)預金、融資、国内営業、外国為替、貿易相談、外為ディーリング、海外拠点(調査、外為、AML、人事)、投資銀行、デットシンジケート、債券トレーディング、ネットビジネス企画、ECマーケティング、システムコンサルティング、経営企画、秘書、広報、J-SOX、内部監査2014年 現職に就任。
概要
今回ご紹介するのは、弊社がコロナ禍における内部監査のBCPとして独自に考案した新たな監査の手法です。その目的は、感染症や災害等でビジネス環境が激変する中にあっても、内部監査に求められる内部統制とガバナンス態勢の有効性の検証と経営への提言機能を維持・発揮することによって、絶えることなく顧客、企業そして社員を護ることです。被監査部署に負荷をかけることなくプロアクティブに潜在リスクを検知して予防的な助言で自律的な改善をサポートし、最終的には経営リスクや戦略リスクのコントロール高度化を支援して企業価値向上に貢献する、DX時代に威力を発揮する監査手法です。
セミナー詳細
  1. シャドー監査とは
  2. シャドー監査を可能にするための環境
  3. シャドー監査は総合力を結集した監査手法
  4. ブリッジ監査、AR監査への挑戦
  5. 質疑応答

アフラックにおけるアジャイル型監査

  • アフラック生命保険株式会社
    内部監査部監査第一課課長 設楽 隆
講師略歴
経歴:2001年4月アフラック入社後、営業支社、法人営業部、アウトバウンドコールに関わる企画・委託先の育成・品質管理等の業務を経験後、2013年から内部監査部に所属。2013年~2017年の5年間、監査第一課にて主に業務監査に携わり、その後、監査企画課にてアジャイル型監査の企画立案・導入を担当。2021年より再び監査第一課にてアジャイル型監査を実践。CIAフォーラムe25「アジャイル型監査研究会」メンバー。
概要
超VUCAの現代において、組織体へ価値を提供し続けていくためには、内部監査も変化していく必要がある。2019年6月に公表された金融庁『金融機関の内部監査の高度化に向けた現状と課題』において、機動的な監査手法としてアジャイル型監査が紹介されたのを機に、導入または導入を検討する会社が出始めてきているが、アジャイル型監査の導入の仕方や方法論も様々であり、各社試行錯誤の段階であると考えられる。本講演では、2020年よりすべての内部監査業務をアジャイル型に転換した当社の取り組みについて紹介する。
セミナー詳細
  1. アフラックの会社紹介/Agile@Aflac
  2. アフラックにおけるアジャイル型監査
  3. アジャイル型監査の事例・課題
  4. 質疑応答

内部監査高度化における先進的なメソドロジー・テクノロジーの活用

  • 有限責任監査法人トーマツ
    リスクアドバイザリー事業本部
    金融サービス
    パートナー 佐竹 正規 有限責任監査法人トーマツ
    リスクアドバイザリー事業本部
    マネジャー 原 壮平
講師略歴
【佐竹 正規 氏】
経歴:1990年、トーマツ入社以来、約15年間、監査部門に属し、会計監査や内部管理態勢の診断業務を多数経験。2001年から2005年まで米国 Deloitte & Touche シンシナティ事務所に駐在した後、金融機関に対するコンサルティング業務に注力。 金融インダストリーグループのオペレーショナル リスク サービスラインリーダーを担当。
資格:公認会計士、米国公認会計士(オハイオ州)、公認内部監査人(CIA)
【原 壮平 氏】
経歴:SIerを経て当監査法人に入所後、主に金融機関等に対するアドバイザリー業務に従事。アドバイザリー業務においては、IT内部監査支援、ITガバナンス管理態勢の構築支援、システムリスク管理態勢の評価、システム統合・更改のリスク管理態勢の評価、情報セキュリティ管理態勢の高度化支援等に従事。
中央大学大学院戦略経営研究科 特別講師(ゲストスピーカー)
資格:公認内部監査人(CIA)、公認情報システム監査人(CISA)、システム監査技術者、ITストラテジスト
概要
ニューノーマルならびにDXの到来により、経営陣をはじめとするステークホルダーからの内部監査高度化に対する期待が高まっています。具体的には、「経営に資する監査」として、経営目線でのより重要なリスク把握と、独立的な立場からのアシュアランス機能、アドバイザリー機能の発揮が求められており、その実現に向けては内部監査自体の変革も不可欠です。本セミナーでは、より「経営に資する監査」を実現するうえで有効なメソドロジーや、監査業務の変革をもたらすテクノロジーとそれを利活用するために必要な要素について、事例も交えながら解説します。
セミナー詳細
  1. 内部監査に求められる役割
    (1)ニューノーマルへの対応
    (2)当局、経営陣からの期待
  2. 新たなリスク領域への対応
    (1)コロナ禍で顕在化した課題
    (2)経営に資する監査のためのオフサイトモニタリングの高度化
  3. 先進的な監査テクノロジーの活用
    (1)監査の高度化・効率化を実現するアナリティクス活用
    (2)内部監査のデジタル化に必要な要素
  4. 質疑応答

会場へのアクセス

  • 東京都千代田区九段南2-2-3
    (九段プラザビル2F)
    九段下駅 2番出口 徒歩約5分

お申し込み

セミナーのお申込み
  • 2022年1月18日(火)
  • 1名につき38,000円
    (資料代・消費税を含む)
セミナーを申込む