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航空自由化後の航空・空港業界とニュービジネス

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2015-02-16(月) 13:30~16:30
講師 航空アナリスト
首都大学東京 客員教授
杉浦 一機 氏

1947年生まれ 参議院運輸委員会調査室客員調査委員、経済産業省構造審議会臨時委員、東京都航空・空港関連委員会委員、福岡空港調査委員会委員、静岡空港有識者会議委員、成田市空港戦略会議委員などを歴任
主な著書:「日本の空はこう変わる~航空イノベーション~」「生まれ変わる首都圏空港」(交通新聞社)、「間違いだらけのLCC選び」「JAL再建の行方」「便利で快適な飛行機に乗りたい」「みどりの窓口を支えるマルスの謎」(以上草思社)、「激安エアラインの時代」、「日本の航空技術」、「エアライン<超>利用術」(以上平凡社新書)、「エアライン敗戦」(中公新書ラクレ)、「墜ちない飛行機」(光文社新書)、「航空運賃のカラクリ」「B787に懸けるANAの野望」「JALvsANA」「空港ウォーズ」「空港大改革」(中央書院)など多数

概要 近年の航空業界では、競争の激化、大手航空会社の経営破綻、新規会社の誕生、格安航空の参入、空港民営化など、大きな動きが立て続けに起きています。これらは航空自由化による結果で、日本の航空は新時代への転換期を迎えています。
しかし、航空自由化は欧米ではすでに20~40年も前に経験し、新たな体制に転換しました。したがって、航空自由化(「オープンスカイ」)実情を知り、欧米での対応を学べば、日本の航空・空港・観光の未来が見えてきます。鋭い分析が定評で、海外の事情にも明るい航空アナリスト杉浦一機が、昨今の業界の動向と航空自由化後の新たな時代を分かりやすく解説し、新時代の航空・空港・観光業界の注目されるニュービジネスの紹介と可能性を予測します。
セミナー詳細 1.航空の新時代
(1)航空自由化の実情と影響
 (a)航空自由化の定義と変化
 (b)「供給側の論理」から「利用者側の論理」への転換
 (c)欧米の自由化と日本の自由化の違い
 (d)日本型「オープンスカイ」の特徴
(2)既存エアラインの変化
 (a)コスト競争力のあるエアラインだけが生き残る
 (b)統合で効率化した米社
 (c)3グループで生き残りを図るEU
 (d)燃油高騰でダブルパンチ(原油下落で状況が一変か)
 (e)限界が見えるアライアンス
 (f)脚光を浴びる中東のエアライン
(3)新規航空会社の誕生
 (a)新興エアラインの登場
 (b)LCC(格安航空)の出現
 (c)「5円運賃」でなぜ儲かるのか
 (d)LCCのビジネスモデルの特徴
 (e)急成長する世界のLCC
 (f)日本にも必要な中長距離型LCC
(4)空港民営化
 (a)世界の空港は民営化に
 (b)民営化に必要な観点
 (c)シンガポール・チャンギ空港に見る空港経営(実例)
 (d)日本の空港には何が必要か
 (e)世界の空港は「市内チェックイン」の時代
(5)外国人観光客への期待
 (a)訪日外国人2000万人政策
 (b)世界の大国は観光大国に
 (c)LCCが後押し
 (d)観光立国への道

2.注目されるニュービジネスの可能性
(1)LCCの周辺ビジネス
 (a)「他人」のサポートが不可欠なLCC(グラハン、ケータリング)
 (b)安い宿泊施設、アクセス交通
 (c)LCCで活況の空港カプセルホテル
 (d)LCCのビジネスモデルを参考にしたホテルチェーン
 (e)沖縄でMROに乗り出すANA
 (f)活発化する「立ち席シート」の研究
(2)空港周辺ビジネス
 (a)小規模空港でも民営化している英国空港
 (b)非航空収入の拡大に熱心な米国空港
 (c)香港情勢の深刻化で注目を集める沖縄の価値
 (d)注目されるペットホテル
 (e)日本に必要な駐車場管理会社
(3)MRJ(三菱リージョナルジェット)周辺ビジネス
 (a)販売に不可欠なリース会社
 (b)パイロット養成会社
 (c)共同運航会社構想
(4)観光周辺ビジネス
 (a)ウケる「体験型」観光(観光農園、日本体験尽くしのホテル)
 (b)不足する観光施設、バス、ツアーガイド
 (c)一大マーケットになる「免税品店」
 (d)望まれる土産物、スイーツの商品開発会社
(5)2020年東京五輪対応
 (a)羽田の更なる拡充
 (b)東京上空の飛行解禁で大幅増便
 (c)新アクセス鉄道の建設
 (d)成田の拡充と新滑走路の建設
(6)リース事業(増えるエアラインのリース機/急速に注目が高まる運用)
(7)今後はローカル航空が重視される
(8)欧米で伸びる「エアタクシー」(エグゼクティブは専用機で)
(9)バイオマス燃料(活発化する開発/本格化する試験運用)
(10)実現が近い「空飛ぶ自動車」(試験機はすでに成功) など

3.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい
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