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グローバルな資金調達の手法と法的諸問題

シンジケート・ローン、プロジェクトファイナンス、証券化を中心に、英文契約書の作成方法や留意点を交えて
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2006-09-07(木) 13:30~16:30
講師 アンダーソン・毛利・友常法律事務所
パートナー
赤羽 貴 弁護士

アンダーソン・毛利・友常法律事務所
出張 智己 弁護士

【赤羽弁護士】
87年東京大学法学部卒業、89年弁護士登録、アンダーソン・毛利 法律事務所(現 アンダーソン毛利友常法律事務所)入所。94年米国Georgetown University Law Center卒業(LL.M.)、95年米国ニューヨーク州弁護士登録。経済産業省 産業構造審議会産業金融部会委員、PFI金融法務プラットフォーム協議会委員、内閣府 規制改革・民間開放推進会議専門委員等を歴任。東京大学 先端科学技術研究センター特任教授。資産流動化案件、PFI、プロジェクトファイナンス、DIPファイナンス、企業再生、MBO、TLO、その他様々なファイナンス関連取引を専門分野とし、また、PPPに関して国や多くの地方自治体に対するアドバイスを提供。著書・論文等として、「新会社法と金融実務」(共編著、銀行法務21、2005年9月増刊号)、『新会社法の読み方-条文からみる新しい会社制度の要点-』(共著、金融財政事情研究会、05年)、『PFI実務のエッセンス』(共編著、有斐閣、04年)ほか、執筆、講演等多数。

【出張弁護士】
98年東京大学法学部卒業、00年同大学院法学政治学研究科修士課程(専修コース)修了(法学修士)。01年弁護士登録(第二東京弁護士会)、アンダーソン・毛利 法律事務所入所。06年英国オックスフォード大学において法学修士課程(Magister Juris)をDistinction(傑出した成績)を得て修了。各種金融規制法についてのリーガル・アドバイスをはじめ、各種の資産流動化案件(不動産、消費者ローン等)その他のストラクチャード・ファイナンス、銀行取引、ベンチャー・キャピタル、プライベート・エクイティ・インベストメント等の分野で活躍。著書・論文等として、『Securities World 2005』(共著、European Lawyer、05年)、『新会社法の読み方-条文からみる新しい会社制度の要点-』(共著、金融財政事情研究会、05年)、『金融機関行職員のための生命保険募集コンプライアンス』(監修、金融財政事情研究会、03年)ほか、執筆、講演等多数。

概要 世界には多くの法域が存在し、投資家保護のための金融規制はもとより、債権譲渡、担保、相殺等、重要な法分野で各国の取扱いは異なっている。国を跨いだ大規模な資金調達には大きな法的リスクが伴うため、契約書は膨大な量に及ぶ。国際金融は、その結果、非常に複雑で理解困難なもののように思える。
しかし、現実の法律実務は、すべて、契約法、担保法、倒産法の基本的な原理に従って動いており、一見複雑に思える取引も、簡単な基本概念に立ち戻って説明することが可能である。
本講演では、このような「簡単さ」を示すことを目的のひとつとしながら、典型的な資金調達方法のメカニズムを、具体的な事例に基づき解明する。また、国際的な資金調達に用いられる英文の契約書から重要な条項を抜粋し、その趣旨、目的、効果、及びその適用が争われた判例を解説するとともに、英文契約書の作成方法や留意点に言及する。
セミナー詳細 1.はじめに
   ~世界の法域と金融取引に関する5つの指標~
   (1)倒産法上の相殺の扱い
   (2)契約の移転
   (3)担保権の効力と範囲
   (4)信託
   (5)物権的追及権(Tracing)

2.シンジケート・ローン
   (1)借主の信用状態が悪化した場合にとるべき対応と鍵になる契約条項
     ~具体的事例からの検討~
   (2)英文契約書の読み方と作り方
     (a) Negative Pledge
     (b) Pari Passu
     (c) Cross Default
     (d) MAC (Material Adverse Change)
     (e) Financial Covenants
     (f) Pro Rata Sharing
   (3)アレンジャー/エージェントの責任

3.プロジェクトファイナンス
   (1)ストラクチャーのポイント
     ~具体的事例からの検討(パワープラントの開発)~
     (a) Security Package
     (b) SPC
     (c) 優先劣後条件のバリエーション
   (2)英文契約書の特徴
     ~シンジケート・ローンとの比較~
   (3)法域の違いから生じる特殊なリスク

4.Securitization
   (1)経済的効果とオリジネータの目的
     (a) 資金調達上のメリット
     (b) Capital Adequacy
     (c) 会計上のメリット
     (d) 各種規制との関係
   (2)ストラクチャーのポイント
     (a) クレジット
     (b) アセット
     (c) True Sale
   (3)固有のリスク~オリジネータの倒産とRecharacterization~

5.金融規制~Basle II~

6.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】
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