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金利上昇のメカニズムと金融実務への影響

金利とマクロ経済との関係、ソブリンリスクを背景に懸念される金利上昇と金融実務等への影響を考察
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2010-09-08(水) 13:30~16:30
講師 株式会社野村総合研究所
公共経営戦略コンサルティング部 副主任研究員
竹端 克利 氏

慶應義塾大学総合政策学部卒業後、野村総合研究所入社。10年同社公共経営戦略コンサルティング部兼未来創発センター第三戦略研究室副主任研究員。マクロ経済分析、経済統計整備、金融市場分析等の専門業務に従事。慶應義塾大学で計量経済分析、マクロ経済モデルに関する講演を担当するほか、国土交通省不動産投資市場研究会「不動産投資市場のマクロ経済分析」の講演を担当。

概要 ソブリンリスクに金融市場が席巻されている。話題の中心は、ギリシャをはじめとする欧州諸国であるが、ソブリンリスクが対岸の火事ではなく、日本にとっても深刻な問題であり、長期金利上昇が懸念されるとの論調もメディアを賑わしている。
一方で、「金利とは何か?」「ソブリンリスクが顕在化するとなぜ金利が上昇するのか?」「金利が上昇すると何が起こるのか?」などの問いに対して正確に答えることは意外に難しいものと思われる。用語としての「金利」は使われる場面、人によって微妙に意味が異なり、ビジネスや日常生活の中で頻繁に登場するにも関わらず、その実体に対する理解は曖昧なものとなっているのが実情であろう。
本講演は、いまいちど金利に対してより正確な理解を得るとともに、(金利相場自体の予測を目的とするのではなく)今後、仮に日本において金利上昇が起こった場合について展望するものである。先ず金利を理解するための5つのポイントについて解説し、そのうえで、日本における金利上昇要因と、金利上昇がもたらす金融実務、マクロ経済への影響等を検討する。
セミナー詳細 1.金利を読み解くポイント
    ・金利を理解するための視点
     ~なぜ金利を理解することは難しいか~ 
    ・金利の種類
     ~理解を助ける整理軸~
    ・金利の読み方
     ~「金利」と「利回り」の違い~
    ・金利の決まり方
     ~金利決定に関する複数の理論的根拠~
    ・金利と資金調達の関係
     ~資本コストとキャッシュフロー~
    ・金利と経済データの関係
     ~金利と為替レート、物価、株価などの関係~

2.日本における低金利の背景と金利上昇要因
    ・日本の金利の歴史的経緯
     ~低金利に至った経緯、低金利を支える要因~
    ・金利上昇の要因
     ~金利上昇に良い悪いはあるのか~

3.日本のソブリン・リスクと金融実務等への影響
   ~日本で金利上昇が発生した場合に懸念される事態
    ・欧州財政問題の本質 
    ・金融実務への影響
     ~銀行・保険・不動産投資等の各分野~
     ~融資や、年金ほか機関投資家の投資戦略、リスク管理などの各実務領域~
    ・マクロ経済への影響
     ~消費、投資、雇用、など~

4.今後の展望
    ・金利上昇は不可避なのか
     ~低金利を支える個人金融資産の行方~

5.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】
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