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検査の視点からみた保険会社の内部監査と実践力向上

保険検査マニュアルから求められるあるべき姿、監督行政の動向と保険会社特有の不正・問題点や事例を交えて
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2010-09-28(火) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ ディレクター
堀 兼三 氏

有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ シニアマネジャー
藤田 直哉 氏

【堀氏】
大蔵省銀行局、金融庁等にて、監督、検査事務を担当後、08年監査法人トーマツ入社。大蔵省北海道財務局検査課長として、地域金融機関(協同組織金融機関を含む)の検査、銀行局総務課課長補佐(金融市場室)として、トレーディング業務への時価会計の導入、金融監督庁保険監督課保険計理官として損害保険商品の審査、金融庁検査局では統括検査官兼副監理官として保険会社、その他主要行の検査など、幅広い金融行政事務を担当。トーマツ入社後は、保険会社等(生損保、少額短期保険業者、共済事業者、保険募集代理店)に対するレギュラトリー(ガバナンス、コンプライアンス、リスク管理、内部監査、顧客保護等)に関するコンサルティングに従事している。

【藤田氏】
慶應義塾大学法学部法律学科卒業。大手生命保険会社及び大手損害保険会社にて通算12年間の内部監査部門の経験を経て、05年監査法人トーマツ入社。保険会社の内部監査部門では、本部、(事務・損害)サービスセンター、営業拠点(支社・営業所)、関連子会社、外部委託先、保険募集代理店(銀行窓販を含む)及び資産自己査定に関する監査を担当するとともに、不祥事件・不適正募集の調査解明、金融庁検査対応社内事務局及び内部リスク管理自己点検制度企画運営も担当。トーマツ入社後は、保険会社等(生損保、少額短期保険業者、共済事業者、保険募集代理店)に対するレギュラトリー(ガバナンス、コンプライアンス、リスク管理、内部監査、顧客保護等)に関するコンサルティングに従事している。公認金融監査人、公認不正検査士。

概要 今日、自己責任原則に基づき、保険会社が自主的に業務運営の改善に取り組むことが強く求められている。このため、経営陣によるガバナンスがその機能を十分発揮することが必要であり、内部監査部門では、業務運営の実態を経営陣に的確に提供する役割を担っている。金融庁による保険会社検査は、経営陣によるガバナンスの発揮及び内部監査の的確な運営に着眼して従来から実施されてきた。
一方、保険会社では今日、不祥事件や問題事象の未然防止、再発防止及び早期発見に資する内部監査機能の充実・強化が求められている。しかしながら、実際の内部監査業務の場面において不正や問題事象を導出するための実践的アプローチには未だ課題が存在しているのが実情である。
本講演では、先ず堀により、金融庁検査局保険部門での主任検査官としての経験をもとに、保険会社における内部監査のあるべき姿を解説する。なお、講演当日までにも予想される(7月8日現在)、「平成22事務年度保険会社等向け監督方針」、「平成22検査事務年度検査基本方針及び検査基本計画」の公表がなされた場合は、その留意事項等にも可能な限り言及する。更に、ベター・レギュレーション検査として金融庁「アクションプランⅡ」で示されている保険検査マニュアルの改定が公表された場合は、その内容も可能な限り踏まえることとする。
次いで藤田により、日常の内部監査業務を通じて、不正や問題点を発見し、本質的な原因分析に基づいた実効性ある改善提案を導出するための、心構え、勘所、着眼点及び内部監査技法等について、個別事例も交えながら解説する。
セミナー詳細 1.保険検査マニュアルで求められる内部監査のあるべき姿
   (1)保険会社に対する監督・検査の最近の動き
   (2)保険検査マニュアルで求められる内部監査のあるべき姿
   (3)内部監査人の期待役割等

2.内部監査で不正・問題点を発見するための着眼点とテクニック
   (1)保険会社が直面している課題
   (2)日本の組織における不正の動向
   (3)不正・問題点を発見するためのキーワード
   (4)「体制」「整備状況」から「態勢」「運用状況」へ
   (5)「形式不備」「属人的な問題点」から「仕組み・制度の欠陥」「業務・組織上の問題点」へ
   (6)「周知・徹底」から「浸透・定着」へ
   (7)「顕在化したリスク」から「リスクの予兆」へ
   (8)不正の発生・問題点の顕在化の防止
   (9)PDCAサイクルの検証話法
   (10)まとめ
   (11)参考となる取組等

3.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】
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