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【金融実務基礎講座】粉飾決算の発見の手法及び調査とその実践におけるポイント

循環取引を中心に、実態や具体的事例等を踏まえて実践的に解説
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2011-01-25(火) 13:30~16:30
講師 ACEコンサルティング株式会社
代表取締役 公認会計士
小川 真人 氏

83年慶應義塾大学商学部卒業後、ピートマーウィックミッチェル会計士事務所(現 有限責任あずさ監査法人)に入所。監査業務に幅広く従事したのち、子会社の株式会社KPMG FASにて不正調査部門を立ち上げ、統括責任者(パートナー)として、第三者委員会委員を多数受嘱する一方、多様な不正調査やリスク管理サービスを提供。08年にACEコンサルティング株式会社を設立し、現在、上記サービスに加え、危機管理サービス、財務デューデリジェンス・企業価値算定サービスなどを提供している。不正・不正会計に関する最近の著書等として、『「循環取引」対策マニュアル』(共著、中央経済社、2010年)、『企業不正防止対策ガイド』(共著、日本公認会計士協会出版局、2009年)、『決算訂正をめぐる近時の動向』(金融法務事情1900号、2010年)他がある。

概要 会計不正(粉飾決算)は、誤謬とは異なり、実行者が、特定の意図を持って決算数値をゆがめようとするものである。したがって、会計不正を行おうとする者には、不正を行う動機・達成しようとする目標があり、また、実行者には、不正を行う機会がある。無防備な会社において会計不正を行うことは難しくはないが、内部統制が存在し監査による外部検証が行われる場合には、不正の発覚を回避し、隠蔽するために、特定のテクニック(手口)が駆使されることになる。
投資家・債権者などの財務諸表利用者の視点から、または、組織内部において、真に不正を発見しようとするならば、不正実行者の立場からみた不正の機会と実行可能な手口を理解するともに、不正の結果として、財務諸表のどの部分に不正に兆候(第1次的な兆候)が現れるのかを理解しなければならない。さらに、その第1次的な兆候を隠蔽する為の手口が存在する場合、その結果は財務諸表にどのようなゆがみをもたらすのかを理解することも重要である。
本講義では、講師の豊富な実務経験に基づき、具体的な事例を挙げて、不正の機会、手口、結果として財務諸表に現れる兆候を解説するとともに、逆に、具体的な不正の兆候から、そこに潜んでいる可能性のある不正を探し出すための調査手続について、実情に即して実践的に解説する。また、取引記録自体を調査対象として不正を検出するプログラムに関しても、解説を加える。
セミナー詳細 1.不正実行者の目線から不正を理解する
   ・不正会計の動機、機会
   ・不正会計の手口(売上操作、売上原価の調整、資産の操作、負債の操作)
   ・不正会計の隠蔽工作

2.不正会計が財務諸表に及ぼす影響
   ~複数の業種に関わる具体的事例等を交えて
   ・不正会計から生じる財務諸表上の不正の兆候(第1次的な兆候)
   ・第1次的な兆候を隠蔽する為の手口とその影響(効果)

3.不正会計の見つけ方
   ・不正発覚の端緒(循環取引、その他の不正会計)
   ・調査技術(監査手続、インタビューテクニック、デジタルフォレンジック)
   ・調査方法(仮説検証アプローチの例示を中心として)
   ・調査チーム(外部調査委員会、内部調査委員会、調査チーム)

4.取引記録自体を調査対象とした不正検出プログラム
   ・取引記録レベルでの不正の兆候
   ・取引記録自体を対象とした不正検出プログラムの検討

5.質疑応答

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】
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