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自然災害リスクの計量化技術

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受講区分 会場
開催日時 2011-11-08(火) 13:30~16:30
講師 AIR Worldwide
マネージャー
藤村 和也 氏

PhD. 技術士.1993年京都大学大学院工学研究科修士課程修了後、鹿島建設入社、構造設計解析業務に従事。2005年カリフォルニア大学バークレー校にて博士(工学)、統計学修士取得。災害モデリング会社で研究開発に従事した後、07年AIR Worldwideに入社、現在に至る。AIRでは、地震や台風などの自然災害リスクモデルの研究開発、自然災害リスクの定量化コンサルティングに携わっている。

セミナー詳細 地震、台風、竜巻、洪水などの自然災害は、健全で利益を十分に生み出している企業でさえその財務状況を危機的状態に追い込む可能性があり、特に多くの保険契約を保有する保険業界に対する影響は非常に大きなものとなりうる。東日本大震災の被害総額は25兆円程度との試算もあり、経済が巨大化し、産業が高度化した現代社会において、企業、特に損害保険会社において自然災害リスクのマネージメントが重要になってきている。
 自然災害リスクのマネージメントにおいては、自然災害リスクの計量化が必要である。過去のデータが十分に存在する事象については、標準的な保険数理手法での対応が可能であるが、大規模自然災害での適用には、その発生頻度が低いため過去の損失データが十分ではなく、また、継続的な市街地状況、建築物構造特性の変化から過去のデータの有用性自体が限られるといった問題がある。そのため、近年、工学的手法に基づく自然災害リスクの計量化モデルが開発され、自然災害のリスクマネジメントの標準的な方法として適用されている。この自然災害リスクモデルでは、地震、台風などの自然災害の特徴や発生パターンの数学的な表現と、これらの現象に対する建築物応答の工学的な評価に基づいて、自然災害リスクの計量化を行う。
本セミナーでは、この自然災害リスクモデルの詳細と、その適用事例を紹介する。まず、日本を取り巻く自然災害リスク(台風、地震)の特徴をまとめ、自然災害による過去の被害事例を紹介する。そしてそれらの災害によるリスクを定量化するための自然災害モデルについて、必要なコンポーネント、またそれぞれのコンポーネントについて解説し、自然災害モデルによる解析結果について説明する。さらに、自然災害モデルの適用事例として、保険証券ポートフォリオの損失推定解析、災害発生時の被害の即時推定事例などを紹介する。

講義詳細
1.日本における自然災害リスク
 (1)台風リスク
 (2)地震リスク

2.自然災害モデル
 (1)自然災害モデルの必要性
 (2)台風モデル
 (3)地震モデル
 (4)自然災害モデルの解析結果

3.自然災害モデルの利用
 (1)保険ポートフォリオの損失超過確率曲線
 (2)自然災害リスクの証券化
 (3)災害発生時の被害推定

4.質 疑 応 答

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