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損害保険大手3グループの戦略研究

~統合マネジメントとマーケティングが決め手~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2011-09-16(金) 13:30~16:30
講師 経営企画研究所
代表
丹羽 哲夫 氏

1971年関西大学法学部卒。長銀総合研究所 主席研究員を経て現在経営企画研究所代表。建設省、通産省の委員会委員歴任。著書として「図解でわかるMBO」、「持株会社がわかる本」、「経営計画の立て方・つくり方」、「経営企画部」など多数。専門分野は戦略経営・新事業開発・流通革新。

セミナー詳細 損害保険市場の約90%を3グループで占めるという金融業界でも特筆すべき業界構造が生まれた。金融業界以外の業界においても数少ない。多くの業界を分析してみると、ほぼ同率の市場シェアで3グループが並び立つ状態は、競争状態として不安定である。中長期的に安定的な競争格差構造への移行が予測される。この競争格差構造での優位ある地位を占める決め手は、2-3社の統合をいかにスピーディに進め、収益体質を強化できる「統合マネジメント」と、基盤顧客層の深耕を実現できる「マーケティング」である。3グループの強み・弱みを踏まえて、今後の競争格差構造をいくつか予測していく。これらの分析・予測を通じて各金融業態各社の戦略に取り入れられる内容とする。

講義詳細
1.3メガ体制の損害保険業界
 (1)損害保険会社
 (2)ネット損保会社
 (3)共済
 (4)共通トレンドー1「市場縮小」
 (5)共通トレンドー2「チャネルの劣化」
 (6)共通トレンドー3「海外市場開拓」

2.他の業界における3メガ体制
 (1)10%現象
 (2)市場シェア同率は例外的
 (3)1強2弱
 (4)2強1弱
 (5)競争格差構造を生む原因分析  

3.3グループの戦略と強み・弱み
 (1)東京海上HD
 (2)MS&AD
 (3)NKSJ
 (4)共通の強みと弱み
 (5)残されている課題

4.優位ある地位を占める決め手
 <統合マネジメント> 
 (1)統合後の損害保険会社の組織
 (2)統合に伴う大きな障害と先行事例 
 (3)代理店改革の有効度
 (4)新ビジネスモデルの浸透度
 (5)統合後の収益力
 <マーケティング> 
 (1)マルチブランドかワンブランド
 (2)既存顧客基盤の深耕度 
 (3)統合後市場シェアと格差

5.競争格差構造のシミュレーション(1)1強2弱
 (1)1強になる条件
 (2)統合マネジメント水準
 (3)マーケティング・レベル

6.競争格差構造のシミュレーション(2)2強1弱
 (1)1強になる条件
 (2)統合マネジメント水準
 (3)マーケティング・レベル

7.質 疑 応 答  

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